#21 (2009年6月9日)

今日は昔のアルバイトに関連した話をしたいと思います。


もう10年くらい前の話なんですが、4〜5年間ファーストフードのバーガーキングというお店でアルバイトをしていました。アルバイトで男性だとほとんどキッチンから入り、次第にレジをします。


レジの仕事をし始めた時、とにかく嫌でした。今までお客さんと直接話す仕事をしたことがないのに加え、土地柄、当時のやんちゃな方々が多かったため本当に嫌でした。


レジ業務のレクチャーが終わり、仕事をし始めた時のお客さんは今でも覚えています。

かなりうるさい女子高生の2人組でした。習ったばかりでおぼつかない作業だったり、次に何を言っていいか分からなくなったりしていたので、終始笑われていた記憶があります。そんなこともあり、本当に嫌でした。


次第に慣れ始め、その時に初めてバーガーキングに訪れたお客さんが帰り際に「すごく美味しかったです。」と、お客さんの方から“ありがとうございました”という言葉を頂くことができました。有名なレストランではないのでそういった言葉をもらえるなんて夢にも思ってなかったため、自分のやってることに対してプライドが生まれるようになりました。そして自然にレジもできるようになり、店の男性の中で一番良いと店長に言ってもらうことができました。


チェーン展開をしているので、全店舗から1人づつ出て競い合うコンテストがあります。レジ部門では他の店舗は女性が出ている中、男性は僕1人という時もありました。そういった評価をしてもらえたり、お客さんからいい言葉をかけてもらったりして嫌で嫌で仕方がなかったレジ打ちも楽しくなってきました。


僕が今日言いたかったことは、皆さん色んなお店に行くと思うんですが、嫌な店員やふてぶてしい店員がいると思います。そういった中で僕が嫌な対応できない理由として、自分が成長することができたのは良いお客さんあってだったからです。もちろん、仲間のサポートもあったからですが、多分100人が100人嫌なお客さんだったらレジ打ちを嫌いなままだったと思います。だからお客さん側からのサポートも大きいと思うんです。


皆さんが行くお店でそういった店員さんがいるかもしれませんが、“もしかしたらまだ慣れていないんじゃないか”と少し考えてみて下さい。良いお客さんには無意識のうちにいい接客をしてしまうものです。お客さん側から態度を変えると、もしかしたら店員さんの対応も変り、もっと行きやすくなるのではないでしょうか。


余談ですが、アルバイト時代に話し合った一番嫌なお客さんは今の僕たちである『サラリーマン』でした。傲慢な方が多かったからです。…少し間を置いて考えてみるのも良いんじゃないでしょうか。


レンタル課T