2秒の短縮

2秒の短縮。

これは、某超有名牛丼店の研修のテーマだったそうです。

調理場から、料理をお客様のお手元に運ぶまでの一連の作業を、
2秒縮める。

はじめて聞いたときは

「2秒のためだけに、研修?」

と思いましたが、
そこには、顧客満足度に拘るプロ意識がうかがえます。

「うまい」「早い」「安い」

の言葉通りで、
不満に思ったことなど、一度もなかったのですが、
それでも、飽くなき向上心の成せる業なのですね。


伝説のF1ドライバーアイルトン・セナは、
コーナーリングでどれだけ賞賛されても、

「あと1mm、インに入れるのに」

と、わずか1mmにこだわり続けました。

大相撲でも、横綱クラスになると、

「相撲は、小指のかけ方で決まる」

というレベルだそうです。

プロのこだわりや、
心意気を知らされるエピソードですが、
それを仕事としてお金を得ている以上、
サービス業ならサービスのプロフェッショナルです。

会社やお店から、与えられた仕事を、ただこなすだけ。

これでは、本人も不幸ですし、
そのスタッフに接客されたお客様もまた、
不幸です。

賞賛されるサービスのプロは、

「2秒」「1mm」「小指」

のようなこだわりをもって、
顧客満足度向上に貢献することを、
ご自身の喜びにしているそうです。